- 2008-02-15
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http://www.ewoman.co.jp/survey.html?c=025810004&a0.x=7&a0.y=3
しかもこの「サーベイ」っていう企画は私の担当だったので、キャスターの古荘先生とも何度か打ち合わせでお会いしたりしていたのだけれど、「働く女性」向けのサイトでここまでピンポイントな質問を出せるほど、当時(2005年)は学習障害が一般的に認知されていなかった。こういうのを見ると、あぁ早くプレリム終わらせてフィールドに行かないと、と思う。今こそアツいテーマなのに、こんなところで本読んでる場合じゃないよ、早く研究に行きたいよ。
ところで最近、日本の地理や歴史に関する自分の知識量の少なさを実感している。社会科学をやってるわりに、しかも日本をフィールドにしてるわりに、たとえば日本の白地図を渡されても都道府県名や県庁所在地を全部正しく書き込める自信がないし、盆地や河川の名前となればなおさら。日本史もかなり御粗末。自分の研究にすごく近いものについては事前準備をすればなんとか授業を教えたりできる気がするんだけど(たとえば優生思想史とか特殊教育史とか)、高校の日本史の教科書に載ってる知識なんて穴だらけ。センター試験も解けない。
やばいなぁ、どこかでキャッチアップしなければ、と焦っている。大学ぐらいまでは「帰国子女です」という魔法の言葉で済まされたのだけれど(苦笑)かといって合衆国の白地図で州名を全部書けるかといったらもっとおぼつかない。こういう一般教養的なもののキャッチアップって、他の分野の院生でもあるんだろうか。たとえば国文学やってるんだけど専門は近世書誌学で源氏物語なんて実は全然知らないとか、政治学をやってるんだけど専門は投票集計法なので日本の歴代の首相の名前を挙げられないとか。そういう、「いまさら知らないとは言えない」ことって、みんなどうしてるのかしら。密かに勉強してるのかしら。
親に話したら一笑に付され、「一昔前は、博士課程に行く学生なんて学部の一般教養のときから白い開襟シャツ着てガリ勉メガネをかけて、講堂の最前列に座ってひたすらノートをとってたような学生だったんだから。『あいつはちがう』ってみんなに思われてたんだから。あなたみたいのが博士課程に行って『日本の地理がわかんない』なんて、考えられなかったわ。大学の幼稚園化もさることながら、院の一般化も困ったもんね」って言われた...。納得。
Comments:4
- J URL 2008-02-15 (金) 13:52
こういう研究をされてらっしゃるんですね!
アンケート答える前に、私恥ずかしながらLDという言葉さえ知りませんでした。すみません。
この先生がおっしゃるとおり、具体的なイメージが浮かびません。こういう方に会ったことがない、もしくは気づかなかったからだと思うのですが。小学校の時の特別クラスにいた子たちとは違うみたいだし。。あとDですが、私の感覚からするとdisorderとdisabilityってかなり違うのですが(disorderを障害と訳すことに違和感があります)、軽度だとdisorderっていう認識でいいんですか?というか、正確には両者の定義と違いがわかっていないです。苦笑
あと一般教養ですが、私はコソ勉派です。もっとちゃんと学生時代にやっとくべきでした。今になって時間が全然足りなくて焦ってます。笑- NK URL 2008-02-15 (金) 14:48
Jさん
LDを含めた、もう少し大きなカテゴリである「発達障害」について研究してるんです。学校現場ではけっこういろいろ言われているので、教育関係者や小中学生ぐらいの子供のいる人は知っていると思うのですが、やっぱり一般にはなかなか届きにくい情報ですよね。10年ぐらい前までは専門の学術誌にしか載らなかったんですが、ここ5年ぐらいで急速に注目されはじめたので、Jさんや私が小学生だったときにはLD児は「勉強ができない子」としか認識されていなかったと思います。
disability/disorderの違いって、アメリカで使う分にはあまり違いがないように思いますが…。しいていえば、disabilityのほうが身体的な障害、disorderのほうが精神的な障害っていうイメージでしょうか。LDはどっちもいいます。あと、「障害ではなくて学習方法の違いなんだ」という考え方で、LD=learning differenceといったりもします。
コソ勉ですか!笑 ホント、学生時代にやっとくべきでした。自分の一般教養のなさはずっと実感してたはずなのに;;- J URL 2008-02-16 (土) 00:15
>LD児は「勉強ができない子」としか認識されていなかったと思います。
あ、じゃあ当時気づかなかっただけでいたかもしれませんね。
コメント見てると、LDという言葉を使うことに抵抗もある人も多いようですが、こういう症状が一般の人に認知されてるとされてないのじゃ、彼らの生活のしやすさとかすごく変わると思いました。そういう意味でトムクルーズのカミングアウトは尊敬するし、こういう普通のサイトで議論されていくことは大切なことだと思いました。
コソ勉じゃないけど、NKさんのブログでいつも新しいことや視点を学ばせてもらってます。- NK URL 2008-02-16 (土) 13:49
Jさん
そうですね。セクマイと一緒で。
LDという言葉を使うことに抵抗があるというのは、それはそれでわかるんだけれども、逆にいえばそういう言葉をわざわざ使うようにしないとケアの体制が整わない・学校で苦しい思いをするという状況自体をもっと見ていかないといけないですよね。
こんな自己満ブログでそんなこと言っていただいて嬉しいです。


